時を奏でるピアニズム
鍵盤に触れるのは一瞬ながら、情景、感情、あらゆるものがピアノに注がれ、音楽が流れ出す。ピアニスト・川崎翔子の一音一音は、まるで遠い昔の一片の風景を色づけるかのように、永遠を紡ぎ出す。VISIONSシリーズ第2弾「Moments – 時 -」
詳細情報
演奏者 |
川﨑翔子東京都出身。都立上野高等学校普通科を経て東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業、同大学大学院修士課程を首席で修了、クロイツァー賞受賞。2014年学位論文「G.リゲティ全18曲における演奏法」と、ブラームス、シューマン、リゲティのプログラムによる演奏により音楽博士号を取得し、同大学大学院博士課程修了。博士課程在籍中より、ミュンヘン国立音楽演劇大学大学院交換留学生に選抜され、留学。満場一致の最優秀の成績にて2014年マスター課程を修了、その後2016年にマイスター課程国家演奏家資格ソリスト課程を修了。現在、現代音楽科に在籍。 ポッリーノ国際コンクール、マッサローザ国際コンクール(両イタリア)、安川加壽子記念コンクール、日本音楽コンクールをはじめとする国内外のコンクールにおいて優勝、入賞。Musikpreis des Kultuurkreis Gasteig(ドイツ)において特別賞受賞、又、ジュネーヴ国際コンクール(スイス)、グリーグ国際コンクール(ノルウェー)においてディプロマ賞、ニューヨーク国際音楽祭参加、Dorothy Mackenzie Awardsセミファイナリスト(アメリカ)。欧米アジア各地でリサイタル、コンサート、音楽祭に参加。イタリア・カリアリでのリサイタルの模様はテレビで放映され、ドイツ・ミュンヘンでのリサイタルは地元紙Muenchner Merkurでも好評を博す。2013年、新進音楽家を顕彰するために設けられた「グラチア音楽賞」の国内第一号受賞。これまでにKNUAオーケストラと韓国のKBSホールで共演の他、東京シティ・フィル、ロイヤル・シンフォニックオーケストラ、江東オペラ管弦楽団と共演。又、(株)ヤマハ企画による「名曲とお話でつづるピアノサロンコンサート」を全国各地で行う。これまでに深野理恵、御木本澄子、多 美智子、多 紗於里、G.タッキーノ、青柳 晋、M.シェーファー各氏に師事。また、J.ルヴィエ、E.ネックレベルク、A.ボナッタ、R.レモリ、M.ヴォスクレセンスキー、V.トロップ、A.グロートホイゼン各氏、多くの音楽家から薫陶を受けている。2006年から2011年まで東京藝術大学大学院音楽研究科ティーチングアシスタントを務める。これまで、ロームミュージックファンデーション、本庄国際奨学財団、Oscar und Vera Ritter-Stiftung、Deutschland Stipendiumの奨学金を得る。現在、ドイツ・オーストリア、日本を拠点とする。公式ウェブサイhttp://www.shoko-kawasaki.info |
|
---|---|---|
情報 |
|
|
収録曲 | M.ラヴェル:鏡 1.蛾 2.悲しい鳥たち 3.海原の小舟 4.道化師の朝の歌 5.鐘の谷L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番 ホ長調 作品109 1. Vivace, ma non troppo 2. Prestissimo 3. Andante molto cantabile ed espressivoR.シューマン:幻想小曲集 作品12 1. 夕べに 2. 飛翔 3. なぜに 4. 気まぐれ 5. 夜に 6. 寓話 7. 夢のもつれ 8. 歌の終わり |